【本日の業務】
・ユナイテッド取材
・原稿
・ウオーキング
・読書


150913GK植田
 きょうのホームゲームは、夏祭りには少し遅く、秋祭りには少し早い、スポーツが織り成す「祭り」を満喫できた一日でした。
 今季最多となる2853人の観客を動員しました。チームスタッフや我々報道陣も加えれば3000人近い人があの場にいたと思います。最大のハイライトは後半5分のPKの場面でしょう。誰がハンドしたのかもよく分からず、サポーターも何が起こっているのかのみ込めないまま、先に失点してしまうかもしれない絶体絶命のピンチを固唾をのんで見守っていました。

 「これを止めたら神だよ!」
 カメラを構えている僕の背中からそんな声が聞こえてきました。PKを止めたGK植田のファインセーブは、まさしくどこかにいる「神」の存在を感じさせてくれたビッグプレーでした。あの瞬間、おそらくあの会場にいた3000近い人たちの大半が、あのワンシーンに釘付けになっていたことでしょう。ユナイテッドを応援するすべての人たちの気持ちが「PKを止めてくれ!」と願い、選手が見事にその期待に応える。それからの40分間は、絶対に勝利するというチームの想い、舞台演出に心を砕いたスタッフの想い、そして勝利を後押ししたいという観客の想い…それらが渾然一体となって一つの方向に流れていくことを確かに感じられた時間でした。
 
 きょうは初めての姶良開催。「車が停められないのではないか?」と少し不安に思っていたので、いつもより早めにでかけました。会場の入り口には警備員がいましたが、報道であることを告げると中に入れてもらえました。移動に関しては、少なくとも僕個人は入るときも、出るときも、何のストレスも感じることなくスムーズにできました。
 僕が見た限りですが、観客の移動に関するトラブルはあまりなかったように思います。混雑を予測してクラブは事前に臨時駐車場を設けて、シャトルバスでピストン輸送していました。中央駅からのシャトルバスも運行していました。もちろん全ての人が快適にというわけにはいかなかったでしょうが、できうる対策はすべてやって、一人でも多くの観客に不快な思いをさせないようにしようというクラブの姿勢を感じることができました。
 会場の外はいつものように出店が並び、まさしく「お祭り」のような雰囲気を醸し出していました。観客を迎え入れるスタッフのあいさつや、言葉遣いも元気があって、気持ちが良いです。いつも思うのですが、会場に行くと顔見知りの選手、スタッフは必ず握手をしてくれます。これはユナイテッドに限らず、高校サッカーの会場でも必ず見られる光景です。些細なことですが、1人で仕事をしている僕も仲間に受け入れられたような気がして、気持ち良く会場にいることができます。同じようなことをよそでもやっているかは分かりませんが、鹿児島サッカー界の良き習慣として定着させて欲しいものです。

 チームが掲げるスローガンは「鹿児島をもっとひとつに」です。きのうはGK植田が神技セーブを決めてからの約40分間、僕は3000人の鹿児島が確かにひとつになったのを感じることができました。
 漫画「YAWARA」に登場する記者・松田耕作は初めて猪熊柔を見たとき、世界中の人が大舞台に立つ柔の柔道に興奮し、送る声援が鳴り響いたといいます。それにならえば僕も11年前、「スポーツで鹿児島を盛り上げよう 鹿児島をスポーツで盛り上げよう」を掲げて今の仕事を始めたとき、心の中に潜在的に描いていた未来予想図はきのうの姶良のような風景だったと確信できた一日でした。
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