【本日の業務】
・家事
・読書
・打ち合わせ
・地方創生有識者懇話会取材
・原稿
・SCC



 県の地方創生有識者懇話会を取材しました。
 会場で配られた資料を見て愕然となりました。鹿児島県の人口は約180万人だった1986年から減少傾向にあり、2010年は約171万人でしたが、30年後の2040年には約131万人、10年よりも実に23%減少するとされています。総人口に対して65歳以上の高齢者が占める割合は10年が26.5%、3.8人に1人だったのに対して40年は37.5%、2.6人に1人の割合になるそうです。昨年度、県内の高卒者の地域別就職状況は57%が県内、43%が県外でした。男女別では男子の53%、女子の28%が県外という数字も出ています。単純に考えれば実に4割の高校生が県外に出ていってることになります。鹿児島の人口減少、高齢化、人材輩出県ぶりを物語る数字をまざまざとみせつけられました。

 地方創生に向けての取り組みはもはや待ったなしの状況です。経済、農業、教育、環境など様々な分野の専門家の提言にいろいろ考えさせられました。
 「子供たちに対する教育の在り方、人生の価値観の転換が求められる」とはある大学教授の言葉です。昔は「末は博士か、大臣か」で故郷を離れ、中央に打って出る人間が賞賛されました。地元に残る人間はある意味「負け組」のようにみなされてはいなかったか。志を立てて県外にはばたくのも素晴らしいけど、地元に残って地元の発展に貢献することも素晴らしいことなのだという価値観を子供たちにどう伝えていくか、教育現場の取組みが求められます。
 奄美の委員も話していましたが「地元で頑張りたい」という若者は増えている一方で、彼らが働く場、雇用がないという問題もあります。

 先日の桜島の噴火警戒レベル引き上げに関して「風評被害がひどい。メディアは報道の在り方を考えて欲しい」と観光関係者の発言は真摯に受け止めたいと思いました。警戒レベルは元に戻りましたが、修学旅行のキャンセルなどがあって、客足が落ちているそうです。「終わった後の報道を正確に」という提言は一考の価値があります。
 一方で、本当に安心、安全だからどうぞ来てくださいとPRしてよいものか、引っかかるものもあります。地下のマグマの量は確実に増えており、そう遠くない将来、大正大噴火クラスの噴火があるという専門家の発言を新聞で読みました。専門的な判断はできませんが、桜島が活火山である以上、このまま何もなく平穏無事に終わるとは考えられません。そんなことも含めて、報道はどうあるべきなのか、僕自身も考えたいと思います。

 「県内には再生可能エネルギーとして活用できそうな資源がたくさんある。これらを活用できないか」という提言もありました。それが具体的に何であるか、発言時間が短くて明らかにはされませんでしたが、そういう資源が県内にたくさんあるなら、それらを生かさない手はありません。川内原発は残念ながら再稼働されてしまいましたが、取り返しのつかないことが起こる前に、そういったエネルギーを活用できる道筋を示すことができれば、日本のエネルギー政策を鹿児島から変えることができるのではないかと明るい希望が持てました。

 個人的にはやはりこういった会議に、ぜひスポーツも取り上げられて欲しいと思いました。
 スポーツに取り組む人が増えることが健康増進、健康寿命の延長につながる。鹿児島ユナイテッドやレノヴァ鹿児島があることが、鹿児島の人たちの誇りになり、観光や産業の発展にも寄与する力を秘める。アリーナや競技場の建設を街づくりの一環としてみなすスマートベニュー構想などが話題に上がる。こういう場でそんな話題が取り上げられるようになったとき鹿児島も本当の「スポーツ立県」になると思いました。
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