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【本日の業務】
・ランニング桜島
・レノヴァ取材
・県下一周取材


 2年ぶりにランニング桜島を走りました。個人的には「1㌔4分でどれだけおせるか」をテーマに、昨年のあくねボンタンのリベンジのつもりで走りました。結果は1時間30分50秒で、30代男子の31位(660人中)、総合96位(2956人中)。ボンタンよりは5分近くタイムを縮めることはできましたが、ハーフの自己ベストにも届かず不満の残る内容で、今後の課題がみえました。僕以外のSCCのメンバーがすごくて、発足12年を数えるSCCの底力を改めて感じた大会でした。

 7時過ぎに家を出て、フェリー乗り場に行くと、ターミナルは大勢の人だかりです。聞くところによると今年はハーフ、10㌔、5㌔合わせて5000人と過去最高の参加者だとか。ハーフだけでも3000人近い参加者がいて「ランニングブーム」を実感します。明らかに女性の参加者が増えています。もしかすると新幹線の開業効果で、県外からやってきた人もいるかもしれません。きょうは東京マラソンの日でもあり、そちらには出られなくても、これらな気軽に出られると思って参加した人もいるのでしょう。
 スタート前に準備運動、ストレッチ、動きづくりをSCC全体でやっていると、飛び入りで参加する人もいます。見よう見まねでランニングを始めたけど、準備運動をどうすればいいか、スタート前に何をやったらいいか、分からない人も多い。周りを見回せば、5000人近い参加者がいるにも関わらず、こういったかたちで集団でウオーミングアップをしている集団はうち以外見かけませんでした。

 最初の1㌔はジャスト4分。動きづくりで楽に前に出られる感じがしたので調子は良かったです。ただ、流しで速いペースで走った時、腰に張りがあったので、スタート前はかなり入念にストレッチをしました。2㌔までは4分、3㌔以降は4分4~10秒ぐらいので、ペース自体は安定していたと思います。ここは比較的アップダウンの少ないフラットなコースなので、走りやすかったです。フルマラソンを走っているときは、ひたすらマイペースを心がけていましたが、きょうは後ろから抜かれるたびに、ついていくことを意識しました。「ついていく」というよりは、人のペースを利用して「走りのリズムを切り替える」といった方がいいかもしれません。今はレベルアップを目指している時期ですから、「勝負」を考えてレースを組み立てることも初めて挑戦してみました。思うようにスピードは上がりませんでしたが、そういうレースができたことは収穫だったと思います。
 15㌔で1時間2分30秒ぐらいだったでしょうか。単純計算すると1㌔4分10秒ぐらいです。このままのペースでいけば、1時間27~8分台のタイムで行けたはずですが、残り6㌔に「落とし穴」がありました。袴腰の登り坂になると、さすがに後ろから抜く人のペースについていくことができず、フルのようにマイペース走に切り替えました。勾配が緩やかになると、登り坂なのに良い感じで走れたので、このままいけるかと思いきや、残り2・5㌔でガクッとペースが落ちました。少し下ってから、長渕剛のコンサート会場まで少し登り坂になっているところから身体が全く動きません。残り2㌔はほとんど下り坂なのに、登り坂を走っているような苦しさを感じました。この辺は10㌔の部の後方でゆっくり走ったり歩いたりしている人と一緒になりましたが、ペースを吸い取られたかのような錯覚を覚えたほどです。ラスト1㌔の手前でSCCのT前さんに抜かれて、ついていこうとしましたが、少しペースを上げたら、身体がいうことをきかなくなりました。競技場前で竹内コーチから「30分を切りましょう!」と声を掛けられました。いつもならこれに発奮してラストスパートをかけるのに、それもできず。最後は一応スパートしたつもりでしたが、走りもバラバラでした。

 この大会に向けての本格的な調整はしていなかったし、コンディション的にも脚や腰に張りがあって、それをごまかしながらのレースでした。前夜、早めに寝たら2時前に目が覚めて、それから気分転換でDVDを見たり、2度寝もしましたが、眠りが浅く睡眠不足だったこともあるでしょう。やはり一番のネックは「体重」だったと思います。83㌔のウエートでは、1㌔4分のスピードにハーフの距離は耐えられない。ラスト2㌔のペースダウンはそのことが影響したのだと思います。本当に良い時は体重は少なくとも80㌔を切っていましたから、そこまでは落とすことに今後本気で取り組まないといけません。
 個人的には課題の残る残念なレースでしたが、SCCの仲間は本当にすごかった。ハーフには男子6、女子2と年代別に8つの部門がありますが、このうち40代以上女子、50代と60代の男子の優勝者がSCCでした。8つのうち3つで優勝ですから驚きです。中でも50代優勝のN村さんは1時間21分台と僕より10分近く良いタイムで走っています。ショックと同時に僕もまだまだ頑張れると勇気がわきました。
 これまでSCCは初心者でも気軽にランニングを始める人たちのクラブでしたが、そんな中から優勝を目指すレベルの選手も出てきました。これはコーチの指導のたまものですが、何よりランニングを続けながら、自分で上を目指そうという気持ちを自然と植えつけてきたことがすごいと思います。3人の優勝者の中で、学生時代に陸上の実績のある人はいません。「ランニングブーム」という言葉もなかった2002年に長距離部門を立ち上げてから10年。SCCというクラブの進化を実感した一日でした。
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