【本日の業務】
・事務作業
・野球取材
・原稿


140403いらないもの・必要なもの_035
 改修がなされた県立鴨池球場。いらないものが鎮座し、必要なものがないことがよく分かる1枚です。
 この球場に一番必要なのは、プロ対応もできる記者席などでは断じてなく、雨や日差しを防げるバックネット裏の屋根です。
 雨が降れば当然、観客は唯一雨をしのげる通路に殺到します。灰や日差しもしかりです。これから暑くなれば、熱中症対策云々がしつこく言われるようになります。観客がこれらをしのいで観戦できる場所は唯一通路しかないのです。
 この現実をどうか鹿児島県の方はよく考えて、本当に必要なハードは何か、検討していただきたいと思います。
 
 この写真をフェイスブックにアップして、改修(改悪?)後の県立球場について書いたら、反響が大きいのに驚きました。
 これはある意味、僕自身の反省でもあります。
 これまで十数年、この球場で仕事をしておきながら、こんなことがあるまで、そのことに気づきませんでした。
 これまでの記者席は、いわゆる「砂被り席」のような特等席で、極上の環境で野球が見られました。雨が降っても、灰が降っても、夏の暑さも、春先の寒さも、しのげる場所でした。もちろん新しいプレスルームも雨風はしのげて環境的には快適でしょうが、グラウンドから遠く離れてしまって、写真が撮りにくくなり、何よりベンチの監督や選手たちの息遣いが遠くなってしまうことが残念でなりません。改修に対する憤りは、その場所が自由に使えなくなってしまったことへの個人的な怒りが正直な原点です。
 そんな愚痴をいろんな人に話していた時に、高野連のある方が「バックネット裏の屋根が必要だ」と言われたのが心に響きました。それまで記者席とカメラ席を移動する間、通路にたむろする観客を正直腹立たしく思っていました。長いこと球場で仕事をしていて、ここに屋根がないことを疑問にすら思わなかったことを反省しました。

 あの写真を撮りながら、鹿児島の「スポーツを観る」文化が未成熟であることを痛感させられました。スポーツのハードを整えるならば、「やる人」だけでなく「観る人」のことまで考えて整備する。作る方は「お上がつくってやる」という上から目線、競技団体側は「お上につくっていただく」卑屈な発想では、「税金の無駄遣い」なものしかできないことを、この改修は物語っているような気がしてなりません。件の「スーパーアリーナ構想」もそこを脱却することが成功の第一歩だと思います。中山に素晴らしい県立サッカー・ラグビー場を作った県の英知に期待します。
 春の大会が終わったら、いろんな人の意見を集約して、県立球場をもっと観る人に優しい場所にすることを提言する記事を書いてみようと思います。
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