2013.01.18 朝ドラ評
【本日の業務】
・事務作業
・読書
・原稿
・成長戦略懇話会取材


 朝ドラ「純と愛」。ちょうど舘ひろしが社長のホテルが、外資に渡る頃ぐらいから再視聴を始めました。主人公に対するイライラはだいぶなくなりましたが、どうもこの作者の作為が好きになれません。
 離婚、不倫、自殺、同性愛、いじめ…朝ドラにふさわしくないようなベッドシーンまがいも平気で出てきます。登場人物は、実際周りにいたら張り倒してやりたいような面子のオンパレード。武田鉄矢、速水もこみち、余貴美子、朝倉あき…これまで結構好感度が高かった役者さんの印象まで悪くなりました。母親役の森下愛子さん、沖縄言葉をしゃべる役者をこんなにも不愉快に思ったのは初めてです。シリアスなシーンの間に入る中途半端な笑いに思わずイラついてしまいます。
 例えば、きのうの武田鉄矢のトラック飛び出しは明らかに「101回目のプロポーズ」のオマージュでしょう。オマージュはいいけど、一歩間違えば赤ちゃん道連れに心中だったかもしれないシーンにそんな作為を入れる無神経なセンスが、あざとすぎる気がします。
 
 ベリーズ工房のももちは「人をいらつかせるアイドル」ということで「イラドル」と呼ばれているそうですが、このドラマはまさに「イラドラ」ですね。作者の遊川和彦氏はそういう手法をよくとるそうですが、「人間の醜いところまであぶりだして真実を描く」というよりは作為におぼれているだけのような気がします。「朝ドラの常識を覆したい」意気込みは同じ表現者として分かりますが、「ほれほれ、俺はこんなとこまで書くんだぞ! なんだかんだ言いながらみんな見てるじゃん」とほくそえんでいそうな気がして、なんか腹が立つわけです。

 そんな話をFBに書いたら、「その通り!」と共感した人からメッセージが多くありました。「文句を言いながらも長年の習慣だからつい見てしまう」人って案外多いのかもしれませんね。民放のドラマなら、見なければ痛くもかゆくもないけれど、NHKは受信料を払っていると思うと、質の悪い番組には「納税者の小言」を言いたくなる気持ちも分かります(笑)。
 皮肉なのは僕が見るようになってから、これまで見ていた両親が見るのを止めました。理由は「面白くないから」だそうです。やれやれ…
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