【本日の業務】
・事務作業
・指導者講習会取材
・レノヴァ取材
・原稿


 今朝の南日本新聞にFC鹿児島とヴォルカ鹿児島の統合の話が出ていました。一般の人の感覚なら「なぜもっと早くにそうならなかったの?」と歓迎すべきことかもしれませんが、ここに至るまでのヴォルカの「迷走」やFCの成り立ちを考えると素直にうなずけません。
 振り返れば、03年に県協会主導で「スポネット鹿児島」なるNPO法人を立ち上げ、ヴォルカに鹿実出身の前田浩二氏を選手兼監督で招聘し、Jを目指した活動を本格的に始めました。以来10年近い年月が流れましたが、未だにヴォルカはJはおろか、その手前であるJFLにさえ進めていません。
 これまでも散々指摘してきましたが、僕がヴォルカの活動を見ていて毎度毎度疑問に思うのは、いつまでたってもチームを運営する「責任と本気の情熱を示す団体」を作らないことです。最初のスポネットはNPO、それ以降は評議会だの、〇〇委員会だのとコロコロ名前を変えつつ、「鹿児島からJを」「県民に夢と感動を」と響きの良いスローガンは掲げるものの、一向にヴォルカ本体の中にそれを責任と情熱を持って実行する団体を作っていません。
 例えばバスケットのレノヴァ鹿児島なら運営母体は株式会社スポーツフロンティア鹿児島であり、大山亮平氏が代表取締役、FCは株式会社オアシス鹿児島が運営母体で徳重剛氏が代表取締役社長とHPにも明記されています。いろんなことはあっても、まずそこをはっきりさせて、中心になってやる人間が命がけの上ぐらいの本気で取り組む姿勢をみせなければいけないのに、ヴォルカに関してはこれまで一度たりともそんな話を聞きません。それでいて、Jだ、夢だと響きの良い言葉のアドバルーンを掲げれば、誰かが応援してくれるはずという安易な姿勢をこれまでずっととり続けていました。もっと言えば、応援しない県民が悪いと言わんばかりの態度を以前、県協会幹部の発言から感じたことがあって、その「ボタンの掛け違い」を未だ修正しきれていないところに、あれから10年経っても未だJFLにさえ進めない原因があると個人的に考えています。

 そもそもなぜ前述の合併話が、スポーツ面ではなく、社会面の左肩トップに仰々しいスクープのような扱いになっているのか? 僕はそこに県サッカー協会と南日本新聞の嫌らしい作為を感じます。まるで「合併」が既定路線で、そこに向かって外堀を埋めているかのようです。
 本来なら南日本新聞は、これまでの鹿児島サッカーの歴史を検証し、正すべきところを正すよう指摘する記事を書くべきなのに、それをやっていません。誰も言わないなら、僕は言います。合併するならするで構わないので、何よりもまず、命がけの本気を示す責任ある団体を作って下さい。もしそれが「できない」というのなら、もうそんな活動はやめるべきでしょう。そんな選択肢もあっていいと思います。県民を「やるやる詐欺」に巻き込むようなことはもううんざりです。しかし、それではあまりに寂しすぎる。鹿児島サッカー界の一念発起を期待します。
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