【本日の業務】
・事務作業
・早朝セミナー
・九州大会取材
・原稿


 今朝はどういうわけか、目覚めたのが夜中の1時過ぎ。いろいろやることがあったので一通り済ませて5時過ぎに一眠りし、6時に起きて、6時半からのHCD早朝セミナーに20分だけおじゃまして、中央駅に向かいました。朝7時29分の新幹線で長崎に出発し、夜7時5分着の新幹線で鹿児島に帰ってきました。半日弱の長崎弾丸ツアーでした!

◇準決勝
尚志館 000 000 0=0
済々黌 011 015 ×=8

 尚志館、試合時間1時間31分で、まさかの7回コールド負けでした。
 チャンスがなかったわけではありません。チャンスの数はお互い同じようにありました。「チャンスでタイムリーが出たか、出なかったかの差」と監督さんや主将が話していました。

 では、なぜチャンスでタイムリーがでなかったのか? これはひとえに済々黌・大竹君の投球が良かったことにつきます。尚志館もヒットは8本(済々黌は10本)打っており、毎回のように得点圏に走者は進めていました。大竹君が違うのはそこからです。ここぞという場面では、打てそうな気配すら漂わせない見事な投球でした。
 緩いボールで様子見したかと思えば、130台半ばの直球でズバリとコースに突いてくる。速いボールで追い込んだら、120台のスライダーで芯を外す。この球場にはスピードガンがついていて、1球ごとに球速表示が出ます。ときには80キロ台のスローボールも交えながら、「つながり」で勝ち上がってきた尚志館打線を巧みに分断しました。

 済々黌といえば、12年前、我が母校・鶴丸と「昔の因縁」に絡んだ交流試合をしたことが思い出されます。熊本県内では熊高とならぶ進学校で、ユニホームは鶴丸と似ています。藤崎台球場であった交流戦を当時鹿児島新報の記者だった僕も取材しました。
 例えば去年の神村学園みたいな「派手さ」「多彩さ」はありませんが、大竹君の好投に加えて、粘り強く、我慢強く、それでいて洗練された野球ができる公立高校チームがあることが驚きでした。

 さて肝心の来春のセンバツですが、きょうの準決勝2試合がコールドだったことで九州の4校がどうなるか、微妙になってきました。
 沖縄尚学、済々黌の2校は堅いとして、あと残り2校がどうなるのか? 1試合目の創成館はコールドとはいえ、ここまで3試合完封で勝っており、昨秋もベスト4だったことを考えれば、選ばれる可能性は高いと思います。問題は残る1枠にどこが入るかです。尚志館と争うことになるのは、ベスト8で惜敗した宮崎日大と熊本工ということになります。
 熊工は延長戦で沖縄尚学に敗れましたが、すでに済々黌が決勝進出をしたということで熊本から2校選出が「地域性」という点でネックになるでしょう。とすると尚志館と宮崎日大との比較になります。

 これはどこをどう判断するのか、何とも言いようがありません。宮崎日大は準々決勝で済々黌相手にいい勝負をしましたが、0-3の完封負けです。ただ、エースの甲斐翼投手の評判も良いとか。昨年、ベスト4の創成館に代わってセンバツ出場を果たした宮崎西の例を考えると、その可能性も否定はできません。
 尚志館のプラス材料は、何といっても佐賀、長崎の1位校に勝っていること、大隅から初の甲子園であることなどです。これらを総合的に評価してセンバツの選考委員がどう判断するかにかかっています。

 試合後、高野連理事長や監督さんと雑談していて「これで冬のトレーニングのモチベーションができたと思えば良いのではないか」とプラス思考で考えていこうという結論になりました。出場できるかできないかが、「自分たち」ではなく「他人」の判断にゆだねられる以上、尚志館としては「自分たちに何ができるか、今何をしないといけないのか」を考えるのが賢明です。
 この秋、チームのキーワードは「逆襲」だったそうです。8月対外試合禁止だった逆襲の気持ちが県大会決勝に勝ち上がるモチベーションになりました。めでたく九州大会出場を果たして「もう『逆襲』はいいのではないか?」と監督さんは選手に問いかけましたが、選手たちはこの言葉にこだわったのとか。優勝できなかった逆襲が、九州4強の原動力の一つにはなっていたと思います。
 きょうの敗戦は、再び「逆襲」を考える良いきっかけができました。来年1月どんな評価を上の人たちが下すか分かりませんが、尚志館ナインには「逆襲の冬」を精いっぱい過ごして、一回りも二回りも大きなチームになってくれることを期待しています。
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