FC2ブログ
【本日の業務】
・手帳、帳簿、日記
・朝のルーティーン
・メルマガ発行
・家族のサポート
・歯医者
・新居打ち合わせ
・後援会報誌作成
・自転車


 前回の大河ドラマ「西郷どん」を見ていて興味深いシーンがありました。

 江戸に出てきた吉之助が、幼馴染の大山格之助、有村俊斎と再会します。先に江戸に出ていた俊斎が急に江戸訛りでしゃべり出し、それを格之助が「おかしかどぉ~」と茶化しました。

 地方から中央に出てきた人たちが、訛りが標準語に変わること、あるいは変わらずに苦労することなどを取り上げるシーンは、元々が訛りの強い地方の出身であることを際立たせる演出として現代のドラマでもよくある手法です。

 俊斎役の高橋光臣さんは大阪の出身、格之助役の北村有起哉さんは東京の出身。自然に話せる江戸訛りを不自然に、自然に話すのが難解な薩摩訛りで自然に会話する。何気ないシーンですが、こんなところまでディテールにこだわってドラマを作っているのかと感心した場面でした。

 20年以上前、予備校生だった頃、友人たちと福岡に受験に出かけて、お店で食事を注文したとき、友人から「訛っているぞ!」と注意されて「鹿児島人が鹿児島弁でしゃべって、ないがわりーとよ!」と憤ったことを思い出しました。浪人する際に進学先をどうしようか考えたとき、先に東京の大学に行って妙な標準語のイントネーションで語る同級生に軽佻浮薄なものを感じ、東京には行きたくないと考えました。

 ではどこに行きたいかを自問し、長く日本の歴史の中心にあった京都なら日本史好きの私に合っているのではないかと京都の大学に行くことを目標にして受験勉強に励みました。念願かなって4年間、京都の大学で過ごしました。関西弁をはじめ、全国あちこちからいろんな方言の人たちと接し、狭い日本にも言葉一つで多様なものがあることを肌で感じた貴重な4年間でした。

 鹿児島が舞台のサスペンスドラマで、鹿児島に住む我々がまず使わない妙な鹿児島弁でセリフを言う登場人物を見ていると、残念な気持ちになります。前述の格之助と俊斎のシーンも純然たる鹿児島出身者同士の会話ではないので、やはり演技している感はあります。それでも真剣に本物に近づけようという意気込みは十分伝わりました。「西郷どん」は方言が分かりづらいという批判があるようですが、個人的には地域の文化を尊重しようとする真摯さを感じるところを評価したいです。
スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://jtsukasa.blog.fc2.com/tb.php/1729-983d6882