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 月曜日の夜、テレビ朝日の「しくじり先生」を見ていました。オリラジのあっちゃんがマルクスの資本論について解説していたのが、分かりやすくて勉強になりました。
 マルクスの「資本論」は「聖書」の次に世界で読まれている本ではないかと言われています。なかなかとっつきにくい難解なイメージのある経済学の本ですが、あっちゃん流に短く要約すれば「お金持ちと貧乏人の格差をなくし、平等な社会を作ろう」ということだそうです。マルクスが、いわゆる裕福な家庭に育ちながらも、自分でお金を稼ぐ能力がなく、人にたかってばかりの今でいう「高学歴ニート」だったというのは衝撃的でした。「遠き落日」で読んだ野口英世を彷彿とさせます。「金持ち」であるがゆえに十分な教育を受け頭が切れる一方で、お金を稼ぐ能力がないから常に「貧乏」であった。「高学歴ニートだったがゆえに資本論が書けた」というあっちゃんの説はそれなりに説得力がありました。
 「資本論」に共鳴した人たちが築いたのが世界最大の面積を誇ったソビエト連邦でした。格差社会が問題になっているまさに今「格差のない平等な社会」を掲げたソ連の立国の精神は人類の理想郷のように思えます。しかし、平等に働く仕組みを作った結果、農業生産能力は低下して飢饉を招き、商業の世界ではわいろが横行し、政治の世界では平等とは真逆の一党独裁を生んで、最終的にソ連は崩壊しました。
 高い理想を掲げるのは素晴らしい。しかし人間は同時に理想通りにいかない弱い面がある。人の数が集まれば時として弱い面に流されてしまうことがある。アニメ「機動戦士ガンダム」の世界の究極の対立軸は、人類の英知を信じて希望を見出す側と、人類に絶望し、地球にコロニーを落としたり、隕石を落としたりして粛清し、生き残った「選民」だけで再出発すべきと主張する側の戦いといえます。前者の側が「正義」なのは言わずもがなですが、後者の思想にも共感できる部分がある。そんな大人の楽しみができるところにガンダムワールドの深さがあるわけです。
 社会主義、共産主義の理想は行き詰まり、民主主義、自由主義が主流の世界ですが、これとても人間社会の究極の理想形であるわけではありません。その「歪み」もあちこちで出ています。あっちゃんは「結論のなかった『資本論』の続きを書ける天才が出てくること」を期待していました。一つ言えるのは究極を目指し、たゆまぬ努力と探求を続けない限り、そこに近づくことはないのだということです。
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